【セミナーレポート】初心者でも1曲を作れる!「Logic Pro」で始めるDTM体験
今回は4月19日に実施された新校舎「五反田9号館」で開催された、初心者向けDTM(DeskTop Music)体験会の様子をレポートします!「パソコンで音楽を作るのって難しそう…」と思われるかもしれませんが、大丈夫。バンタンミュージックアカデミー POWERED BY ユニバーサル ミュージックでは、現役プロフェッショナル講師が、基礎からわかりやすく教えてくれます。「普段あまりパソコンを使わないです」という初心者の方々が集まりましたが、終わる頃にはメロディを打ち込めるようになりました。
授業の様子を、ステップバイステップでご紹介します。
【1.今回は「点描の唄」に挑戦!】
使用するソフトは、プロも愛用するLogic Pro(ロジックプロ)。
「まずは音楽を楽しみましょう!」と東田講師のリードで、授業がスタートしました。
① Logic Pro
画面の見方から、東田講師が丁寧に解説。
例えば、左のパートの「M」は音を消すミュート、「S」はその音だけを聴くソロを指します。
② 「Massive Arena Lead」を探そう!
続いては、音選びから。
数ある音色の中から、今回は「Massive Arena Lead」という音を設定しました。
デフォルトで入っているたくさんのプリセットからお気に入りを選ぶ作業は、まるで宝探しのような楽しさがあります。

音はすべてヘッドフォンから流れるよう設定されているので、自分の作業に集中できます。
【マウス&キーボード操作でメロディが形になる!】
いよいよ実践!

「リージョン」と呼ばれる緑色のブロックを作って、そこに音を並べていきます。
- 操作のコツ: 右側にビヨーンと伸ばしたい時は、下の方を持ってクリック!
- 打ち込み画面:緑のブロックをダブルクリックすると、YouTubeで見かけるような「打ち込み画面」が登場!
コマンドボタンを押しながらクリックするだけで、メロディが形になっていきます。
開始40分で「ワンコーラス」の制作に取り組む
基本操作を学んだところで、受講生の皆さんも集中して取り組んでいました。
原曲を聴きながら正確に音を取っていくプロセスは、「イヤー・トレーニング(Ear Training)」になります。イヤー・トレーニングは、音楽において聴く力を鍛え、音感(相対音感)を養うための訓練です。原曲のトラックを聴き比べながら、自分の手で音楽が組み上がっていく感覚は格別です!

【2.東田講師の曲作りデモンストレーション】

<1. 楽器の音作り(Alchemy)>
画面中央に大きく表示されている黒いウィンドウは、「Alchemy(アルケミー)」という高性能なソフトウェア・シンセサイザーです。現在は「Massive Arena Lead」という音色が選ばれています。その名の通り、スタジアムで鳴り響くような、迫力のある主役級のメロディ音(リード音)を調整しているところです。ツマミやグラフを調整し、音の響きや余韻などを細かく作り込んでいます。
<2. 曲の構成の編集>

メイン画面には、たくさんの楽器が縦に並んでいます。
上から「St_Vio(弦楽器)」「原曲」「原曲_VOX(ボーカル)」、そして最下段の黄色いトラックが現在編集中の「Massive Arena Lead」=リード音です。
テンポは画面上部に「76」、キーは「Cmaj(ハ長調)」と設定されています。
東田講師のメイン画面を参考にしながら、自分たちも思い思いにワンコーラスを制作していきます。操作に迷ったときは、スタッフが一つひとつ丁寧に教えてくれるので安心です。ステップバイステップで進めるので、気づけばあっという間にワンコーラスの打ち込みが完了!
約1時間の制作時間を経て、東田講師が一人ひとりの楽曲を試聴し、フィードバックしてくれます。

【3.東田講師にインタビュー!】

――初めてパソコンで音楽を作る受講生も多かったですが、最初の壁はどこにあると感じますか?
東田講師:いちばん大変なのは、「パソコンの操作」と「音楽制作」を同時にこなさなければいけない点ですね。音楽の専門用語だけでなく、パソコン特有の用語も一気に出てくるので、最初は頭がパンクしそうになるかもしれません。「オプションキーってどこだっけ?」とか「コマンドって何?」という操作の段階で止まってしまうのが最初のハードルですが、そこは「慣れ」の一言に尽きます。とにかくソフトをひたすら触って、何がどこで反応するかを体に覚え込ませることが大切です。
仮に1回目で上手くできなかったからといって、音楽の道が無理なんてことは絶対にありません。だから、皆さん安心して臨んでください!
――東田講師ご自身は、どのようにしてこの技術を習得されたのでしょうか?
東田講師:僕の場合は、元々かなりの「機材オタク」だったのが大きいですね。中学生の頃から自分でパソコンを自作していましたし、機械に触れるのが純粋に好きだったんです。そこに並行してギターの練習もずっと続けていたので、結果としてパソコンと音楽が自分の中で自然に結びつきました。10年以上ギターを弾き、15〜17年近くパソコンに触れ続けてきた結果なので、時間をかけた積み重ねはやはり必要です。
――今の初心者の方は、当時と比べて環境に違いはありますか?
東田講師:今はパソコンのスペックが格段に高いので、昔よりもずっとやりやすいはずですよ。僕が始めた頃は、謎の原因でソフトが動かなかったり、フリーズしたり、インストールすらできないといったストレスが日常茶飯事でしたから(笑)。また、受講生は「デジタルネイティブ」世代なので、初めてでも飲み込みが非常に早いですね。これは非常に大きな強みだと思います!
――最後に、これからDTMを始めたいと考えている方へメッセージをお願いします!
東田講師:シンガーになりたい人も、最初は真似から入ります。『この楽曲は、どういうメロディで、どういう楽曲が鳴っているのか?』を分解し、コピーを作ることで楽曲の構造を理解することができます。DTMで音楽を作るにはとにかくソフトを触ること。使っていくうちにすぐに覚えられますし、「慣れ」で必ず乗り越えられます!まずは機械操作のストレスから自分を解放して、音楽そのものを楽しんでほしいですね。特に作曲を目指す人は、ドラム、ピアノとか全楽器できるようになるとなお良いと思います。
初めての方でも、東田講師の丁寧なレクチャーがあると「自分にもできた!」という達成感を味わえます。今回のセミナーを通じて、DTMは決して高いハードルではなく、「音楽を楽しむための新しい道具」だということが伝われば嬉しいです。
【PROFILE】
東田 貴也講師(ギタリスト / コンポーザー / アレンジャー)
エレキギターのレコーディングやサポートを主に作曲・編曲等の制作活動やカバー曲のオケ制作など幅広く活動している【主な作曲・編曲 アーティスト】釘宮理恵(CV)、福井 巴也、湊元りょう、水野まい、君とのシナリオ、NEMOPHILA、88flavors(ex Aqua Timez)、UNiFY、NEVERLAND