粗品さんが特別講師に!「作詞作曲から感覚的コード進行、SNSの使い方まで」講義をレポート。「やるからにはメッチャ売れたい人」に向けて具体的にアドバイス

イベント
特別授業
東京校
大阪校
名古屋校
仙台校
高等部
【3年制・高等部】音楽総合コース
専門部
【3年制・専門部】音楽総合コース
【2年制・専門部】音楽ビジネス専攻
【2年制・専門部】トラックメイク&プロデュース専攻
【2年制・専門部】パフォーマンス専攻
【1年制・専門部】DTMコース
大学部
【4年制・大学部】音楽総合コース
キャリア
【キャリアカレッジ】サウンドクリエイターコース

【1. 作詞作曲についての話「押韻」】

冒頭では、アニメ「青のオーケストラ」エンディングテーマ「夕さりのカノン feat.『ユイカ』」を紹介。

粗品さん「まずは、作詞作曲どうすんねん?という話です。
楽曲の依頼時に、部活動、青春、オーケストラといった要素を入れてほしいというリクエストがありました。Aメロでは、共感できるように『文房具と時計 交互に見ている』と、もうすぐ部活で待ち遠しい5・6時限の様子を歌詞にしました。例えば『退屈な授業 遊びが止まらない』とストレートに表現するのもいいですが、『素人やな』と思われかねない。文学的な意味を持たせると評価してもらいやすいし、まわりくどい表現をしてみるといいです!」とアドバイス。

さらに歌詞の中から「陰りを帯びてく ヴァイオリンの落書き」、「光りを帯びてく ヴァイオリンらの響き」を例に「一人の演奏から、仲間が増えていく感じも表現できているよね?作詞作曲で売れたいなら、韻を踏む『押韻』はアピールポイントになります。でも、『リンダリンダ』のようなシンプルな歌詞も武器になり得ます!」

【2. 音楽理論のもう一つ手前の感覚的なコード進行についての話】

① コードを先に決めて、充てる
② 鼻歌にコードをつける
「コードとは?単音(メロディ)に伴奏をつけることで、雰囲気が変わります。慣れるまではコードの構成音を拾ってください。1つのメロディに対していろんなコード進行をつけられます!」
「きらきら星」に3パターンのコード(王道・オシャレ系・音楽変態系)を紹介し、雰囲気が異なることを実演。

「新人でもコードにこだわるのはアリ」とし、上級者向けに自身の楽曲『夕さりのカノン feat.ユイカ』を使用し、ドラマチックさを出すために使用した「分数オーギュメント」にも言及。「分数オーギュメントは、“いきすぎコード”と言われたりもします。かなりの不協和音ですが、それが気持ちいいみたいなところまできています」

【3. 音楽の流行と時代の流れ、どういうアプローチで今音楽が売れているのか?】

「皆さんに、質問させてください。メッチャ売れたい?ちょっと売れて飯を食えたらいい?ちょっと売れて飯食えたらいいという人はそのままでいい。やるからにはメッチャ売れたい人に向けて具体的に言います。いま、2025年の戦い方はタイアップかTikTok。無名の新人アーティストで音楽をやりたい人は、これをやらないと売れへん。タイアップをつけるには、事務所に入って押してもらうしかない。そして、ついた作品の影響力にも左右されます」

【タイアップ】事務所プッシュ、(社員さんとの)関係性、運、政治に依存する
「音楽を作り続けてください。あとは、コンペに応募することも大切です」
【TikTok】ダンス・振り付けバズり、ミーム化、新人発掘感
「TikTokが出て、1億総チャンス時代です。TikTokに迎合するのは全然アリ!売れたら正義です。特に、新人発掘感は10代の皆さんにとっての未来です。音楽に近い距離感でバズれると思います。自分のやりたいことを貫いてめちゃくちゃ売れるのがいちばん理想的ですが、いずれ壁にぶつかります。いまのうちから、心を殺して売れるか、自分を貫いて飯食うだけか、なんとなく考えておいた方がいいです!」

【4. 受講生からの質問コーナー】

授業の最後は、受講生からの質問に一つひとつ答えていきます。
―― 曲をつくるときに、好きなアーティストに作風が寄ってしまいます。どうすればいいですか?

「これはしゃあないで。アーティストの影響は受けます。でも、メロディがまるまるかぶっていないかのチェックはできます。リスペクトするアーティストとかけ離れているものを組み合わせて、さらに自分の個性と組み合わせてみては?」
―― 作曲をしているんですけど、何から始めたらいいかわかりません。
「いちばんオススメなのは、先にコードを決めて歌詞をつける方法かな。人にもよりますが、歌詞をつけるのは、いちばん最後です」

―― 芸能界トップで活躍する粗品さん。活躍する秘訣はありますか?
「同業者の誰よりも努力すること。時間を割くこと。誰よりも寝ないこと、誰よりも酒を飲まないこと。女性にうつつは抜かさないし、ライバルが酒を飲むときに考える。同年代の誰よりも努力していると、それが自信になるときがあります。あとは運だけや!」
―― 今後の目標は?
「自分らしい音楽をすることです。ライブをして、粗品でないと成しえない音楽をするのが目標です!アルバムがもうすぐ出ます。制作物としては満足できる一年でした!」

―― 音楽業界を目指す人への応援コメントをお願いします。
「受講生一人ひとりと喋りたかったなと思います。僕じゃないと喋れないことは話しました。芸能・芸術系の学校というのは元来うさんくさい風潮ですが、それは辞めるやつが言っています。音楽というジャンルにおいては技術的に教えてもらえることが多いし、有意義だと思います。『やる気はあるけれど何から始めたらいいか分からない』という人、『とにかく売れたくて順序を踏みたい』という人に是非オススメしたいと思います」とエール

リアルで具体的なアドバイスは、受講生たちにとって確かな学びとなりました。

シェアする